風疹(ふうしん)感染者急増!妊娠中は要注意

全国で感染者が増加中の風疹。特に首都圏で増加傾向です。

TV等のニュースでは感染者184人で昨年を越えているそうです。

特に妊娠中に感染するとお腹の子供にも重大な疾患にかかることがわかっています。

風疹とはどんな病気なんでしょうか?

風疹(ふうしん)とは?

「三日はしか」の名前でも知られています。
風しんウイルスによって引き起こされる急性の発疹性感染症です。
感染経路は、飛沫感染で、ヒトからヒトへ感染していきます。
(厚生労働省HPより一部抜粋)

私も15歳ごろ飛沫感染でかかったことがあります。その時は詳しいことを誰も教えてくれなかったのでそのまま学校に行きました。

咳が止まらず、マスクもしていなかったこともあり前の席の同級生にうつしてしまったことがあります。

私の場合は熱もそこまで上がらずなんとなく具合が悪いなくらいだったので風疹とは気づかなかったのとすぐに病院に行かなかったのがいちばん反省するところです。

症状

感染すると約2~3週間後に発熱や発しん、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。
また、大人がかかると、発熱や発しんの期間が子どもに比べて長く、関節痛がひどいことが多いとされています。また発しんの出る2~3日前から発しんが出た後の5日程度まで感染性があります。
(厚生労働省HPより一部抜粋)

感染症なので「感染した」と診断を受けた方は学校や職場は出校停止または出勤停止です。

気をつけたいのが「発しんのでる2~3日前」も感染性があるので診断された方と同じ空間にいた場合も診察をうけたほうがいいということになります。

予防法

有効なのはワクチン接種です。
現在は、麻疹ワクチンと混合した麻疹風疹混合ワクチンが定期の予防接種に用いられています。

このワクチン接種ですが、1回の接種で95%の抗体ができるそうです。なので100%に近づける為には2回の接種が望ましいとされています。

また
「以前に予防接種受けたけど免疫(抗体)あるのかな?」
と思っている方は各都道府県の自治体で無料で抗体検査が受けられるので問い合わせして見るといいでしょう。(抗体検査は1週間ほどかかるそうです)

妊娠中の感染には注意

風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、眼や心臓、耳等に障害をもつ(先天性風しん症候群)子どもが出生することがあります。(妊娠1ヶ月でかかった場合50%以上、妊娠2ヶ月の場合は35%など)
妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、特に流行地域(現在は首都圏)においては、抗体を持たない又は低い抗体価の妊婦は、可能な限り人混みを避け、不要不急の外出を控えるようにするのが最善ということになります。
(厚生労働省HPより一部抜粋)

私は妊娠中であるなしに関わらず傍にいるご主人や同居のお姑さんも感染しないことが奥様に対しての「最良の思いやり」と思います。
「時間がないから」「行くのがめんどくさい」
ではなく愛する奥様と、生まれてくるお子様の為にも特に流行地域(首都圏)のご主人様はワクチン接種、抗体検査を受けてみられたら良いと思います。

風疹はワクチンで予防できる病気です

ワクチン接種に1万円ほどかかるのですが、その7割を補助する企業もあるほど重要視しています。

流行地域に出張や旅行で行くこともあるとは思いますが、行く前には、
●抗体検査を受ける
●予防接種を受ける
を心がけて下さい。

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