寝ている時に始まります。

寝ている時に始まるもの。
[夢を見る][いびきをかく][寝言を言う]がありますが、もうひとつ、
[歯軋り]があります。わたしはこれです。

私はいびきもかかないし、寝言も言いませんが、歯軋りだけはとまりません。これが原因でグループでの泊りがけの旅行などに参加するのがとてもいやでした。始まったのは小学生のときから。自覚したときは修学旅行の時で友人が翌日「歯軋りしてたよ」と言ってくれたことでした。その時はあまり気にしなかったのですが、年齢を重ねるにつれてひどくなったみたいで社会人なりたての時会社の慰安旅行先で先輩から「おまえのおかげで眠れんかった」と言われた時はショックでしたね。自分では気づけない音の大きさが気になり始めたのがこの時でした。当時つきあっていた彼女にも歯軋りがいやで別れるとなるとショックがでかすぎるので、歯軋りのことは隠して一緒に泊まることなんて考えてなかったです。

それでも治そうとは考えずしばらく時が経って、歯周病の治療に歯医者に行った時先生から「歯周病で歯を抜くことはありますが、患者さんは歯軋りもしている為に歯にかかる力がとても大きいのでそれが原因で他の歯も抜くことになるかもしれません」と言われました。不思議だったのが【なんで歯軋りしているのがわかったのか】でした。それを先生に聞いたら「それはここがこうなっているからです」と答えてもらい、鏡越しに見ると納得しました。
歯軋りをしている方は口腔内が写真のようになっています。白丸で囲った部分、隆起している部分がありますね。歯軋りをするとここが隆起してくるそうです。ですので、素人が診てもこういう風になっていればこの人は歯軋りをしているというのがわかるそうです。ここをみて私が歯軋りしているとわかったのでした。そこで先生に「治る方法はありますか?」と聞いたのです。すると先生は「現状ではありません」との返事。

「がーん!」

やっぱり治療方法はないんだとがっかりしました。すると先生が「歯軋りは直りませんが今よりは和らげることは可能ですよ」ということで「どうすればいいのですか?」というとこれを作製しましょうということでした。
そう!マウスピースです。私はシリコン製を選びました。適度なクッション性があるので歯をくいしばったとしてもマウスピースを装着してない時と比べると全く負担のかかり方が変わってくるのがわかりました。欠点と言えば厚さがそこまでないので歯軋りで破れてしまうことです。写真の物も前歯と向かって右奥が少し破れました。もうひとつは夜装着したままになることで歯茎まで唾液がまわらなくなることで歯茎が炎症を起こす可能性があると聞きました。幸い私は炎症したことはありません。

歯軋りを治すのは難しいかもしれませんが、私みたいに歯周病と歯軋りが一緒になっている方は注意が必要です。歯にはかなりの負担がかかっているので私みたいに何本も抜歯することになります。お心当たりのある方はできるだけ早くに歯科医へ行きましょう。お心当たりのない方も予防の為行ってみることをおすすめします。
家での予防は、
1:歯周病予防の歯磨きを使用する
2:ハブラシは柔らか目を使用する
です。1は研磨剤が入っていないのがほとんどなので磨きすぎても歯を削る心配がありません。2は歯茎に炎症をもっていると普通の硬さでも歯茎をキズつけてしまう恐れがあるのでやわらかめの歯ブラシで優しくマッサージしながら磨きましょう。

口から食事が出来るといことは健康になれるし、何より楽しいので!

 

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