タイヤサイズを正しく理解して正しく装着しよう!

今日はタイヤサイズの話です。自分の車のタイヤサイズ覚えていますか?見ればわかりますよね。写真は私の自家用車で新車装着タイヤサイズのままです。
ではタイヤのサイドウォールに刻印してあるサイズを見てみましょう。
  
【フロントタイヤ】             【リヤタイヤ】
私のはFFですのでフロントタイヤの減りはリヤタイヤに比べ早く、前後で違うメーカーになりました。フロントはヨコハマ、リヤはブリヂストンです。
サイズは前後共通で195/45R17です。私が免許取ったころはFRの車を乗っている仲間が多くフロントに比べリヤを太くして乗っていましたよ。それがかっこよかったんです。当時はAE86、KP61スターレット、カリーナGT、カローラGT、鉄仮面スカイラインなどタイプが違う車種が多くいろんな車を見れる楽しみがありました。
話を戻して、このサイズの意味、何?となりますね。「交換する時はショップに任せればしてくれるじゃん」、その通りです。一応知識として知っておくとショップに丸投げしたときより、一目おかれますよ。
では、この表記の意味を。
195=タイヤのトレッドパターンが刻まれている幅(mm)
45=扁平率(%)
R=ラジアル構造
17=リム径(インチ)
85=ロードインデックス(1本のタイヤで支えることが出来る荷重(質量)のことです。ロードインデックス毎に最大負荷能力は決められています)ロードインデックス毎の早見表が各タイヤメーカーのHPにあります。例としてヨコハマタイヤはこちらから見れます。
W=速度記号
となります。上記のサイズで説明すると195mm幅で45%の扁平率、ラジアル構造で17インチの大きさのタイヤですよ、85は515kg/1本で支えられて、W=スピードは最高速度270km/hまで走っても大丈夫です。となります。ただ写真では向かって右の写真はロードインデックスが81ですね。ていうことは、462kgの最大負荷能力があるということになります。あとは全く同じです。

では軽自動車はどうでしょうか?

見にくいですね。すみません。タイヤサイズは155/65R14 75Sとなっています。上記に倣って説明すると、
155mm幅で、65%の扁平率、ラジアル構造で14インチの大きさのタイヤですよ。75なので387kg/1本で支えられて、S=最高速度180km/hですよ。となります。
確かに軽自動車は180kmまでは大丈夫なように作ってあるのですね。(高速道路では軽自動車の最高時速は80km/hですよ!)そもそもそこまで速度が出る車ではありませんので。
バンやトラックは速度表示がSになっている場合があります。S=120km/hが最高速度になります。これもそもそもスピードを出す車ではありませんので。
【誤解しないでもらいたいのは速度記号というのは180km/hまで速度を出してもいいということではなく180km/hだしてもバースト等がなく安全に走行できると言うことですからね】
表記の仕方はタイヤの種類によっても異なります。
例えば同じサイズで表記の仕方がこうなっていた場合は
195/45R17 85Wと195/45ZR17の場合。幅、サイズとも全く一緒です。違うのは太黒字の部分です。最高速度をタイヤに表示する場合、速度記号と速度カテゴリーの2種類あります。このZR表記は速度カテゴリー表記になります。なので最高速度240km/h超という意味になります。他の速度カテゴリー表記はSRやHRがあります。

標準装備のタイヤはその車の能力を最大限に発揮出来るように最適なサイズのものが装着されています。なのでレベルを上げることはあっても下げることの無いように意識しておくのがベストです。ショップの方々はタイヤだけ見ただけでこういうタイプのくるまかな?と想像できてしまいます。標準装着タイヤでインチ数が上がってくるとほぼほぼ高級車もしくはスポーツカーがほとんど。なので速度記号がW(270km/h)やY(300km/h)になっていることが多いと思います。外車のスーパーカーなどは(Y)(300km/h超)の表記してるのが標準装着されている場合もあります。
また、インチアップやタイヤサイズによって空気圧が変わってきます。タイヤの空気は自然に抜けていくものなのでまめに点検をしておきましょう。また空気より抜けにくい窒素ガスを入れるのも良い方法のひとつです。

車のタイヤはその車にいちばんふさわしいサイズがあります。価格だけで決めると後で後悔するかもしれませんので、色んな側面を見てそれに見合った価格で手に入れましょう。

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