スカイライン(R33)の当時物カタログを見て驚いた!

私が以前所有していたスカイライン。もちろんGT-RではなくGTS-tTypeMで前期モデルです。

当時のスカイラインGTS-tTypeM(R33)主要諸元は以下になっていました。

・エンジン:RB25DET
・型式:ニッサンE-ECR33
・排気量:2,498㏄
・最高出力:250ps/6400rpm
・最大トルク:30.0kgm/4800rpm
・OD付5速フロアシフト
・全長(㎜):4640
・全幅(㎜):1720
・全高(㎜):1340
・ホイールベース(㎜):2720
・車両重量(kg):1360

この時代のスカイラインには「アクティブLSD」仕様があり、この「アクティブLSD」装着車・未装着車でタイヤのサイズが違っていまして、
・「アクティブLSD」未装着車:205/55/R16
・「アクティブLSD」装着車:前205/55/R16 後225/50/R16
でした。「アクティブLSD」装着車前後異形サイズだったんです。
このスカイラインの当時物のカタログが我が家から発見され見返すとなつかしさがこみ上げてきました。また今では当たり前の装備も当時はオプションで高価だったこともわかりました。

それでは見ていきましょうね。


   

このモデルのひとつ前にR32型GT-Rが発売されスカイライン自体が盛り上がっていた時代でもありました。写真㊨のようにGT-Rとの併用写真が多かったと思います。
ページをめくっていくと純正エアロパーツ等のエクステリアパーツ、インテリアパーツに至っては木目調パネルは勿論、大理石調パネルがオプション設定されています。
写真ではわかりにくいのですがシフトまわりとオーディオまわりが石目になっています。当時の日産は「シーマの高級感をスカイラインにも」と考えていたのでしょうか。今となっては全く引き合いのないオプション装備でしょうね。

私が一番びっくりしたのは「ナビ・オーディオ」です!
今は8~9インチが標準でミニバンに至っては10~11インチのビッグサイズでTV受信もできるようになって、おまけに後方、前方のモニターにもなり凄い快適装備です。この時代もナビ、TVはありました。こんな具合に。
[写真㊧]のTVは液晶で格納式になっています(画面サイズ4インチ)。ナビシステムとの併用可能で当時流行っていたCDオートチェンジャーと併用するようにとカタログには書かれています。
[写真㊨]は今は無きブラウン管型のTVのみのモニターになります(画面サイズ5インチ)。これもCDオートチェンジャーと併用するようにとカタログには書かれています。が、ナビシステムとの併用が出来ないというTVでした。
ナビシステムはパイオニア製。今では”楽ナビ“シリーズが有名です。解像度も今と比べれば低くコントローラーでの操作はやりにくかっただろうな。またいまでは地図データはSDカード1枚で全国をカバーしていますが当時は9枚のカードで全国を表示するようになっていました。
日本を9つ[北海道][東北][北関東][首都圏][北陸・甲信越][東海][近畿][中国・四国][九州・沖縄]の地区に分けそれぞれのデーターを本体ユニットに差し込んで使用するという具合です。地区をまたがってドライブする場合は差し替える必要が出てくるのでめんどくさかっただろうな。しかもこのカードの価格、1枚19,800円もしたんです!
※上記の写真を見やすいようにこちらにPDFファイルを用意しました。
👉ナビ1

👉ナビ2

ナビが高価な為オーディオにお金をかける時代でもありました。純正オーディオも力が入っていました。

KENWOOD・ALPINE・ADDZESTの3社が純正オプションでした。
ADDZEST(アゼスト)は現Clarion(クラリオン)に2006年に変更されました。見て頂いたらわかるようにフロントスピーカーは今と同じ埋込型ですがリアスピーカーは据置型でした。スピーカーのメーカーロゴがヘッドライトスイッチと連動していて光る仕掛けになっていたり、ウインカーと連動して流れるように光るようになったりとギミックが派手でした。
※こちらもPDFファイルをご用意しました。
オーディオ1

オーディオ2

オーディオ3


まとめ

その時代の最新のものを取り込むのが自動車です。この時代はブラウン管のTVや4インチ液晶のモニターナビが最新でした。今と比べれば格段の進化にびっくりです。現代ではスマホ連動型モニターになったり、ある一定の条件下にはなりますが自動運転の車も出来ました。
車の事故が減るための安全装備も充実し運転もずいぶん楽になりました。ただ個人的には“車を運転しているのは私”であって“車から運転させられている”わけではないということ。
車の性能は年々上がってきているように運転者側もスキルを上げる必要があるのかもしれません。運転するのが楽しい車をこれからも乗れたら人生も楽しめそうな気がします。

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