民家に棲みつくアライグマ

【害獣】という言葉ご存知ですか?

読んで字のごとく人や環境に害を及ぼす動物のことです。

近年はイノシシ、鹿など山に餌が少なくなってしまい里に下りてきて農作物の被害が甚大になっています。

ここ朝倉市でも多くなっているのが【アライグマ】です。

私が子供の頃カルピス名作劇場で「あらいぐまラスカル」というアニメが放映されていたのですが、この影響でアライグマのペット化が進んだとも言われています。

アニメで見るアライグマはなんともかわいく、愛らしいのですが、実際は全く逆です!

もともと鋭い爪と歯を持っているので野性化したアライグマはかなり凶暴です。しかも狂犬病等のウィルスを持っている可能性があるので噛み付かれたり、かじられると命の危険の可能性もあります。

そんなアライグマが我が家の天井裏にいたのです。

確かにドタバタしてたのでネズミではないとは思っていたのですが、まさかアライグマだとは・・・。

先日の土曜日の朝、玄関が妙にちらかっていたので片付けしていたところ目の前の柱にしがみついている物体を発見!

「アライグマじゃん」

気をつけて噛まれないように捕獲し、大きなバケツに閉じ込めました。

まず一匹目。

翌日曜日、一匹目を閉じ込めているバケツ付近から「ガサガサ、ゴソゴソ」聞こえるではないですか。

良く見ると2匹もいるではないか!

こいつらも捕獲。土日で計三匹もとっつかまえました。

この一匹を探しに来たということみたいです。

後の処置をどうしたらいいのかわからず、とりあえず町の駐在さんに電話したところ

「役所に電話したらいいですよ」と教えていただいたので次は朝倉市役所に電話。

農林課が担当しています。ただ土日は休みで本日月曜日の午前中に引き取り来ていただきました。

捕獲したのはすべて子供だそうで、親がいるとのことですが、天井裏からは何一つ音がしません。親が子供を残して逃げる場合もあるそうなので我が家は後者かもしれません。

とっ捕まえたアライグマの映像があるので見てください。

最初はペットとして輸入され、飼えないようになったのを野に放した結果、繁殖力のつよいアライグマは急激に数が増えました。もちろん餌が潤沢にあるわけもなく人里に下りて人家を住処とし夜な夜な活動します。

当然ですが役所に依頼すると殺処分です。

我が家に現れたアライグマたちはたまたま家に来ただけでしたが、私に見つかったことで処分されました。

いちばん悪いのは私たち人間、人間のわがままが悪いのかもしれません。

とはいっても大きな被害が出ている以上駆除する必要があります。

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