縁起にこだわる「あれこれ」3つ+1

日本ではいろんな「縁起担ぎ」や「しきたり」があります。
どんなものでどんな縁起担ぎをしているのかまとめてみました。

指輪
ここで言う指輪はファッションリングでは無く、婚約指輪結婚指輪のことです。結婚するお二人が末永く幸せであるようにということでサイズ直しをしなくていいようにジャストサイズをお店の方はおススメすると思います。
理由は、

指輪のサイズ直しの場合はリングの一部をカットするので「カットする」=「縁が切れる」を避けるための縁起を担いでいます。

【追記】
結婚つながりで生まれてくるお子様が幸せになる縁起物として有名なのは【銀のスプーン】
これは
「将来食べ物に困らないように」や「魔よけ」の意味があるそうです。
また現在では産まれた子供の誕生石をリングにする【ベビーリング】が多くなっています。

表札
表札を見たときに「彫る」タイプと「浮彫り」になっているタイプとありますが、「浮彫り」タイプが縁起を担いでいます。
理由は

「彫る」タイプは墓石に名前を刻むのと同じになるからということ(諸説あり)で表札には浮彫りのほうが縁起がいいと言われています。

ただ現代では彫るタイプでおしゃれなものも多く、あまり表札では縁起にこだわらなくなっています。

水引の【結切り】と【花結び】
これは縁起担ぎというよりマナーの要素が強いですね。
同じお祝い事で使用する水引ですが使用する場面を間違えると先方からひんしゅくをかう事になるので注意しましょう。
【結切り】(固結び)
固く結べている、二度と交わらないということで婚礼関係、病気の全快祝いやお見舞い、災害見舞いなどに用いられます。また弔事にも用いられます。
【花結び】(蝶結び)

結び目がほどけやすく何度も結びなおせるということで何回あってもいいお祝い事に用いられます。
なので、結婚される新郎新婦に【花結び】(蝶結び)で持っていくと「何度も結婚繰り返して下さい」ととられるかもしれませんね!

もうひとつは
包装の【右開き】と【左開き】
通常時や慶事の場合は【右開き】(品物の頭を上にしたとき右側の包装紙が上になるように包む)、弔事は逆の【左開き】(品物の頭を上にしたとき左側の包装紙が上になるように包む)になります。
これは私が百貨店の社員のときいちばん最初にたたきこまれた作業でした。間違えるとクレームの元にもなることから色んな種類の包装のやり方と一緒に新人研修で1週間こればかりやってた記憶があります。(おかげさまで今でも包装は間違えず色んな種類ができるので頼まれることが多いです) 百貨店社員なら知ってるのが一般的ですが・・・。

縁起を担ぐ方は知っていることばかりだったと思います。知らなかった方は頭の片隅にでも入れておけば何かの時にお役に立つと思います。

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