タイヤのここは意外に弱い?

先日ニュースで駐車場に止めていた車のタイヤをパンクさせ器物損壊で逮捕されたカップルがいましたね。およそ200台に及ぶそうです。

でもタイヤには空気が結構パンパンに入っていて、その上車重がかかっているので見た目以上にカチカチです。千枚通しみたいなもので突き刺せるものなのでしょうか?
タイヤのトレッド面(道路に接している面)は過酷な環境に常にさらされています。要するに強く出来ています。なので何かを突き刺そうとしても相当強い力をかけないと突き通すことは出来ません。
しかし、サイドウォールとなると少しばかりわけが違ってきます。

     

サイドウォールとはタイヤの側面のことです。乗用車やトラックはここの幅が広く路面状況が悪いところを走っても振動などが伝わりにくくなっています。逆にスポーツ系は狭く路面状況がダイレクトにくるので振動が大きかったり、乗り心地が悪かったりします。タイヤだけで乗り心地はガラッと変わってきます。磨り減ったものから新品に交換した時もステアリングのきれが良くなったり運転しやすくなったりします。

このサイドウォールは意外に衝撃には弱い部分です。私も過去1回だけですが路肩に停車しようと車を寄せていた時に「ゴツっ」と。何かに当たったので見てみると路肩にあった石がこのサイドウォールを傷つけてしまい空気は抜けてはいませんでしたが、傷が深かった為交換しました。

空気は抜けていなくてもサイドウォールに傷等がついている場合、走行中にだんだん裂けてくる可能性があり最悪の場合はバーストする可能性があります。中古のタイヤを購入する場合もサイドウォールに傷が付いている物は避けたほうが無難です。その分価格は安くなっていますが。しかもサイドウォール部分の修理は出来ないのでほとんどが交換になります。空気不足で走行したタイヤもサイドウォール部分の強度はかなり落ちています。

洗車の時などトレッド面のチェック(異物が刺さっていないか等)と同時にサイドウォールのチェック(経年劣化によるひび割れ等)もするようにしましょう。

 

最新情報をチェックしよう!