朝倉市の柿!食べてみて!

柿を手に入れました!実はこの柿朝倉市のブランドの[志波柿]です。7月5日の災害で収穫量が減少し、出荷がわからなかったんです。出荷量は例年に比べれば少ないですがモノはいいものです。

どうですか?りっぱな柿でしょう!

柿といえば福岡県は柿の出荷量は全国で3位です。ちなみに1位は和歌山県、2位は奈良県です。福岡でも主な産地はうきは市の富有柿、写真の朝倉市杷木町の志波柿です。

柿は今が旬です。旬のものを旬な時期に食べるのがいちばん栄養も高く美味しくいただくことができます。
柿にはどのような栄養素が入っているのでしょう?

主な栄養素は以下の通りです(生柿100g中)
ビタミンA:420μg
ビタミンC:70mg
カリウム:170mg
葉酸:18μg
女性には結構大切な栄養素が入っていますね。ひとつづつ見ていきましょう。

まずはビタミンC
ビタミンC(アスコルビン酸)は水溶性ビタミンのひとつです。ビタミンの中で最も多量に必要で、多彩なパワーを持っています。特に女性には嬉しい美肌を作るのに不可欠なコラーゲンの生成と関係が密接です。コラーゲンは皮膚や骨などの細胞をくっつける接着剤の役割を持つたんぱく質です。この合成を助けるのがビタミンCです。不足するとコラーゲンが上手く作られず細胞同士の結合が弱まり骨や血管がもろくなってしまいます。当然肌荒れも起こりやすくなります。また喫煙者の血中ビタミンC濃度は非喫煙者の約2分の1。通常ビタミンCの所要量は成人で100mgなので喫煙者は2倍の200mg摂取する必要があります。
ビタミンCは100mg/日ですので、写真の1個が約300gあるので1個食べれば充分摂取することが出来ます。また風邪の予防にはビタミンCは大切です。柿の実自体でも充分摂取できますが、柿の葉にはより多くのビタミンCが含有しています。その量はみかんの30倍です。柿の葉寿司や柿の葉茶は手軽にビタミンCを摂取できます。
またタンニンも摂取できるので柿を食べることで二日酔いに効果があると考えられます。タンニンは柿の渋み成分でアルコールを肝臓で分解するときにできる「アセトアルデヒト」という有害物質を、無害にする働きがあります。
注意してほしいのが、食べ過ぎると、お腹を冷やし消化を悪くすることがあります。柿が完熟すると、ビタミンCが半分ほどに減少します。また皮をむいて干柿にすると、それ以上に減少するので、ビタミンCの摂取は、あまり期待できません。タンニンは、胃や腸の粘膜を収縮させるので、食べ過ぎると便秘の原因になることがあります。

次はカリウム(2g/日)
ナトリウムと密接な関係があります。大事なのはカリウム、ナトリウムの濃度が一定なこと。
どちらが多すぎても少なすぎてもいけません。ナトリウム(主に食塩)を多く摂りすぎても体内にカリウムが充分にあれば体外に排出してくれて血圧を一定に保ってくれます。逆にナトリウムが多すぎ、カリウムが不足していると高血圧になります。ナトリウムを排出するときはカリウムも一緒に排出されるので塩分控えめの食事を意識しましょう。カリウムを多く含む他の食品はわかめ等の海藻類です。

ビタミンA(200IU/日)
ビタミンAのプロビタミンでβカロテンがあります。ビタミンA=レチノールは摂取しすぎると過剰症を起こす可能性がありますが、これは体内に入ると必要な時に必要な分だけビタミンAに変化しますので過剰症を気にすることはありません。1個食べれば充分なβカロテンは摂取できます。

葉酸(200μg/日)
ビタミンB群のひとつで、DNAを構成する核酸の合成に働くほか、赤血球の合成にも役に立っています。口内炎ができやすい方は葉酸不足だと言われています。

こうみると柿は美肌にも、風邪の予防にも良さそうです。近頃は「皮を剥くのがめんどくさい」ということで柿どころかりんご、梨なども敬遠される傾向にあるみたいですが、朝倉市の応援にもなるのでめんどくさいなんていわないで是非食べてみて下さい!
今が旬の柿!旬のものを食べてこの季節を乗り切りましょう!!

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