本格的に寒くなる前にバッテリー点検のおすすめ(その2)

【アイドリングストップ車、ハイブリッド車用】編

前回は標準車用のバッテリーで書きました。今回は【アイドリングストップ車、ハイブリッド車用】編です。まず【アイドリングストップ車】です。これはスバルのステラ(ダイハツムーブ)のバッテリーの写真です。アイドリングストップ機能が装着してある車です。
囲ってあるところに品番が記載してあります。見たところM-42とあります。標準用とは記載が違いますね。標準的な記載は例えば私のスイスポなら[46B24L]と記載してあります。

M-42例にしてこの品番の見方は最初のMは外形寸法です。他にJ、K、N、P、Q、S、T、U、V、W、Xがあります。
J:B17、K:B19、M:B20、N:B24、P:D20、Q:D23、S:D26、T:D31、U:E41、V:F51、W:G51、X:H52と(社)電池工業規格で決まっています。[42]は性能を表しています。数字が大きいほど始動性能や容量が高性能になります。これはスイスポの[46]というところと同じ意味になります。あとプラス端子の位置をLもしくはRと表示していますがこのタイプはプラス端子がLの場合は表示をしないようになっています。Rのときだけ表示するようになっています。なので写真のバッテリーをこまかく表示すればM-42Lということになりますね。

では、もしこの車のバッテリーを交換するのなら同じものか、容量をあげてM-55になります。(性能が良いのは認めるんだけど価格が高い)もしくは互換製品ならばM:B20なのでB20Lであと容量の大きさで選ぶことができます。アイドリングストップ機能が装着されていることを考えれば容量が大きいほうがいいので、46B20L、48B20L、50B20L、55B20Lのいずれかを選べば大丈夫です。(20が19でも互換性はあります)あとは価格との相談です。

次は【ハイブリット車】です。
例えば[S34B20R]というバッテリーが搭載されている場合、
最初のSは制御弁付という意味です。もし内部圧力が規定値を超えるとガスを放出する弁構造を備えています。その為補充液を入れる必要がありません。次の34は性能ランク。B20はバッテリーのサイズ。Rはプラス端子の位置です。ハイブリット車にはモーターを動かすメインバッテリーとハイブリットシステムの起動や車内電気機器への電力供給の役割を持った補機バッテリーの2つのバッテリーが搭載されています。この補機バッテリーは車内やトランクルームに搭載されている車種が多いため水素ガスの発生を抑制するVRLAが採用されています。でもボンネットの中にこの補機バッテリーが搭載されているならVRLA搭載でないバッテリーでもいいと思いますが。
これも容量の大きいタイプに交換してもいいと考えます。

バッテリー交換で言える事ですが今の自分の車の状況(例えばモニターを4台作動させている。その上にスマホにの充電もしているなど電装品を多く使用している場合)はバッテリーの容量をあげるとバッテリーの負担軽減にもなります。納車時の時と変わらない場合でも1ランクだけ容量を上げたバッテリーを搭載するのもラジオやCDの音質が変わる場合があり聞きやすくなったりします。
3年以上交換していないうえに、この夏エアコンをガンガン使用していたのならバッテリーの点検、交換はおススメです。

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