私を「ヒヤッ」とさせる運転手。

車を運転していてたまに「この車大丈夫かな?」と思うこと無いでしょうか?この車というより「この車の運転手大丈夫かな?」というほうが正解ですが。どういう時かというと、

[信号待ちで停車していてブレーキランプが点灯していない]
自動車学校でも習う基本的な動作です。ブレーキを踏んでいることで不用意に前に出ることも無いし、後退することもありません。なにより後続車に「停止してますよ」ときっちりアピールが出来ているので安心感が伝わります。なのにブレーキを踏んでいないのか、ランプが点灯していない。「球切れかな」と思いしばらく後ろを走っているとランプは点灯している。「やっぱり踏んでない!」運転手は50代後半と思われる男性。
ブレーキを踏まない理由はだいたいこんな感じだと思われます。
1:踏みっぱなしだと疲れる(またはめんどくさい)
2:AT車なのでP(パーキング)レンジに入れておけば同じことでしょ。
3:サイドブレーキ引いてるから大丈夫。
 

1はわからないでもありませんが、日ごろから停車中にはブレーキペダルを踏む癖をつけておくと、思わぬ誤発進を回避出来たりしますよ。また追突される危険性が減少します。メーカーもエンジンかける時はわざわざブレーキを踏んだ状態でないとエンジンがかからないようになっていますよね。クランキングの時にブレーキから足を離すとエンジンはかかってくれません。それだけブレーキを踏むという動作は大事なものなんですよ。

2はPに入れておくこと自体は全く問題ないのですが、発進する時間違えてR(リバース)レンジにはいってしまいそのまま後続車とぶつかったケースよく見てきました。
「私はそんなへまはしませんよ」
と言ってる方、事故は思わぬところに潜んでますよ。貴方が考え事をしていて、いつもの癖でシフトをPに無意識に入れて信号待ちをしていました。信号が青になったのに気づかずに後続車から「ピッ!」とクラクションを鳴らされて発進しようと思い間違ってRレンジで発進してぶつかった。アクセルを開けるタイミングも踏む量も前進の時と同じだったので当然ながら勢いよくぶつかってしまうわけです。呼んで字のごとくPはParking(駐車)の意味なので駐車場などに入った時だけにして停車はNかDレンジのままでブレーキを踏んでいたほうが即座に対応が出来やすいですよ。
ちなみに、AT車のギアの表記は上からP→R→N→D→M(L等の場合もあります)となっています。安全の為Pからギアを移動する時は必ずシフトボタンを押しながらでないと動かないようになっています。このシフトボタンを押さなくてもシフトレバーが動くのはNからDもしくはDからNとRからNまたはDに入れるときです。(車種によってはLやローギアに入れる時は押さなくても良いようになっていることがあるようです)なのでDからRに入れる場合はかならずボタンを押しながらでないと入らないようになっているこれもメーカーの安全装置です。これはほぼほぼ世界共通みたいです。

3は過信しすぎ。サイドブレーキは機械式にワイヤーで繋がっていることが多いのでもし伸びきったワイヤーならば、「きちっと引いたはずなんですがね」といった言い訳に必ずなります。自分の車のサイドブレーキの効き具合は自分で事前に確認しておく必要があります。あまり上の方まで引っ張り上げないといけなくなっていたら車屋さんで調整してもらいましょう。MT車でもギアをNに入れたままサイドブレーキを引かず車を出たため少し勾配の道路に気づかず車がひとりでに動き始めて事故になったということもありますから。これも駐車中にして信号待ちでの停車中はひかえておきましょう。

こっちも自衛策はとっています。坂道発進で前の車が下がってきた経験があるのでブレーキランプが点灯していない車の後ろなら車間をわりと広くとっています。それでも下がってきていることに気づいていない場合は仕方ありませんが、長めのクラクションを鳴らします。「ピッ、ピッ」ではなく「ビィ—————-!」と。

高齢ドライバーばかりが危ないわけではありません。高齢でない方々でも自分本位の運転をするからまわりが迷惑するのです。停止する時はしっかりブレーキは踏んでおきましょうね。

もうひとつは、
[車道の真ん中ではなく左右のどちらかに寄っている]または[ふらついている]
車両間隔不足か視力が落ちて見えていないかのどっちかになるとおもいますが。国産は右ハンドルですが、道路の中央に視点を置く気持ちで走ると中央付近を走れます。視点が近すぎるとおっかなびっくりになって上手く走れないです。走る時は目の前の車のもう一つ前を見るようにして走るといろんな対応が早く出来ます。前にトラックなどの大型車が走っている場合は車間距離をあけて走るようにしましょう。
ふらつきは飲酒運転か、現在はスマホをいじりながら運転している方に多く見受けられます。視覚から来る情報を運転とスマホの両方から得ることはとても無理です。どちらか一方でないと運転できるわけが無い。ナイトライダー(Knight Rider)なら別ですが。

路肩側だったら歩行者、自転車を巻き込む事故になる可能性が高いし、中央線側だったら対向車と正面衝突の危険性が高いです。自分だけが事故るぶんならまだしも他人を巻き込んでもらいたくはありませんので運転中は運転に集中しましょう。

最新情報をチェックしよう!