先日、日本テレビ系列で放送された
【カミングアウトバラエティ!!秘密のケンミンSHOW】で
筑後弁(ちくごべん)→方言でちっご弁と言います→が全国区で放送されました。
ゲストが藤井尚之さんで、さすがネイティブスピーカーでしたね。
そこで、
紹介された文章を元に方言で以下のような会話を作ってみました。
近頃はふるさと創生で佐賀県が全面佐賀の方言でラジオ体操の動画をアップしてすごい話題をよんでますよね。
私もちっご弁ですが、朝倉地方の方言が当然混ざっているわけで純粋なちっご弁ではないです。
(中央の川が筑後川です。高良山から撮影)
文章で活字だけですが、何言っているかわかりますか?(当然ですがこの文章はフィクションです)
A:こがしこ ばさらか すらごつゆうて にやがりよると くらすぞ!
B:なんていいよるとや、きさーん。きさんこそにやがっとうやないや。
Aの友人:くらしあうのもよかばってん、くらすと手がいたかろが。ここはおれにめんじて終わりにしちゃらんね?
B:あんたがそこまでゆんならゆるしたっちゃよかたい。
Aの友人:(Aに対して)あんたもそれでよかろ。ゆるしちゃんない!
A:よかばい。
登場人物のAとBは口げんかをしている様子ですね。標準で丁寧な言葉に置き換えるとこうなります。
A:こんなに沢山の嘘をついて、調子にのってると、殴りますよ!
B:何を言ってるんだい、あなたは。あなたこそ調子にのっていませんか?
Aの友人:殴りあうのもいいけど、殴ると手が痛いでしょ。ここは私に免じて許してくれませんか?
B:あなたがそこまで言うのであれば許してあげてもいいですよ。
Aの友人:(Aに対して)あなたもそれでいいでしょ。許してあげて下さい。
A:いいですよ。
【注:きさん=貴様=貴方】
いかがでしたか?やっぱり方言はわかりにくいですよね。博多弁とも違います。
全国的に女の子が話すとかわいい方言で博多弁は2位ですけど筑後弁は語気が荒い方なので知らない方が聞くと怖いかもしれませんね。
いまどきの地元の女の子たちは筑後弁でお話してるのはあまり聞きませんが・・・・・。
でも方言てその地元以外で話しているのが聞こえると親近感がわき早くお近づきになれますよね。
因みに地元朝倉地方の方言を少しだけ紹介すると
ひげん:駄目、禁止
【使い方の一例】
「そんなあんまり人を待たせたらひげんってゆうたろうが!」
【訳】
「そんなに人を待たせたら駄目って言ったでしょう!」
【遅れてやって来た相手に対して】
「なんしよったつな!待ちょったつばい!」
【訳】
「何をしてたんですか?待ってたんですよ!」
アクセントも他の地域とは違います。なので福岡市内で話していると必ず
「筑後方面の方ですか?」と尋ねられます。
方言って面白いです。同じ日本テレビの月曜から夜更かしで筑後弁特集してくれないかな。