2年前の豪雨により日田彦山線の不通区間『添田-夜明』間の沿線自治体の
○添田町
○東峰村
○大分県日田市
の首長が10/17今後の方針を話合い、今まで通り「自治体による運行負担ゼロ」での復旧をJR九州に求めていく方針を確認しました。
不通になって2年以上経過した今でも上記の3市町村とJR九州との議論がかみ合いません。
その理由は、
【東峰村】
●鉄道は観光客や移住者を増やす手段。これが無くなってしまうとより一層過疎化が進んでしまう(東峰村は福岡県の中で一番人口が少ない自治体なのです)
【JR九州】
●不採算対象路線なので年間1億6千万円の運行費支援がない限り鉄道としての復旧ができない
ということです。
3市町村の中で東峰村が鉄道復旧を一番強く望んでいます。
理由は不通になっている区間[添田-夜明]間で一番距離が長く不通になっているのが東峰村なのです。
また鉄道として復旧したとして「観光列車等の定期運行が出来ないか」とJR九州に聞いたところ「今のところ考えていません」という返事ももらっている。
各自治体が実施したアンケートでは、
添田町:2割強
日田市:自治会の一部
がBRT(バス高速輸送システム)を希望しているという結果になっていて自治体間で温度差が生じている。
一方東峰村ではBRT支持はゼロです⇒詳しくは【日田英彦山線】の早期復旧を私も願います。を見てください。
福岡、大分の両知事は「年度内の結論を望んでいる」と話しているみたいですが過疎化の激しい東峰村ではバス輸送より鉄道のほうが外から人を呼べると私は思います。メディアにも取材をてもらえるしそのメディアを見た「鉄ちゃん」たちに協力をお願いできるし、活性化すると思うのです。
BRTか鉄道か。まだかなりの時間がかかりそうです。
西日本新聞10/18朝刊より
【詳細】⇒日田彦山線(PDFファイル)