「読書の秋」現実は本屋が減少している

気候も涼しくなってゆっくり本が読める季節になってきました。

しかし、
全国的でもありますが、福岡でも書店が減少傾向にあります。

福岡県には60市町村(29市29町2村)ありますが、そのうちの17市町村には本屋さんがありません。

顕著なのは個人で経営されている本屋さんがかなり少なくなっているということ。

逆に大規模書店になると、例えば福岡市天神ならば
●ジュンク堂書店福岡店(福岡市中央区天神1丁目10-13)

●積文館書店福岡新天町本店(福岡市中央区天神2丁目8-215)

●メトロ書店ソラリアステージ店(福岡市中央区天神2丁目11-3)

●福岡金文堂本店(福岡市中央区天神2丁目9-110)

●紀伊國屋書店 天神イムズ店(福岡市中央区天神1-7-11 IMS 4F)

と有名どころです。

では、なぜ本が売れなくなっているのでしょうか?

理由その①
雑誌の売れ行きが特に悪く、その中でも情報誌がインターネットに取って代わった為。

理由その②
少子化

が大きな要因といわれています。

また本屋さん側でも本を売っても利益が低いことがあげられます。

例えば「週間少年ジャンプ」1冊売って利益は56円です。

本1冊売っての利益が約2割なので光熱費や人件費、固定資産税等の諸経費を捻出する為には相当数売らないといけなくなります。確かにこれでは個人経営の本屋さんはやっていけなくなるのも無理は無いとも思います。

が、

個人経営の本屋さんでもかなりの利益を出している本屋さんがあることをラジオで聞き早速ググってみました!

場所はココ!

広島県庄原市にある【ウィー東城店】です。

ストリートビューで見るとよくわかりますが、ここは本屋さんでありながら
●文房具
●美容室、エステルーム
●カフェ
●海苔、かつお節の贈答品
●敷地内にコインランドリー
●CD
●化粧品
●年賀状印刷

とマルチにされている本屋さんです。本だけでは利益率が低いので贈答品や飲食のような利益率の高い商品を抱き合わせで販売しています。

この本屋さんの経営者の佐藤友則氏によると「本こそ色んな商品と抱き合わせで売ることが出来る」と断言されています!

近所ではこの本やさんが絶好の憩いの場になっているそうです。

今から高齢化社会に向かうなかで本屋は老若男女が集えるスポットです。病院やパチンコ屋さんが高齢の方の憩いの場ではなく子供からおじいちゃん、おばあちゃんまでが集まれるのは本屋さんの良いところです。

ただ本を買うだけならネットでも良いと思いますが、地方に行けば行くほど地域コミュニティーのひとつになるのが「本屋さん」なんでしょうね。

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