本題に入る前に
この度の台風21号で被災された方、お見舞い申し上げます。
台風は過ぎ去っても、吹き返しの風にも注意が必要です。
充分に注意して下さい。
タイトルの
【ジルコニウム】ってなにか知っていましたか?
私は初めて知りました。
モーニングスター社によると
この技術は、内閣府の総合科学技術・イノベーション会議が主導する革新的研究開発推進プログラム「核変換による高レベル放射性廃棄物の大幅な低減・資源化」の一環として実施された。同プログラムでは、長寿命核分裂生成物を短寿命核種もしくは安定核種に核変換することにより放射能を減らす方法の開発も進められており、同技術と組み合わせることで、長寿命核分裂生成物の低減とジルコニウムの回収が可能となる”
という報道なんです。
ジルコニウムってそんなに凄いものなのか?と疑問を持ったので早速調べてみました。
《ジルコニウム》
●元素記号:Zr
●原子番号:40
●やっぱりこれもレアメタルの一種
●空気中で発火しやすい性質
●酸に強く、腐食性も強い為機械製造等に利用される
などです。
みなさんが良く知ってるのは[セラミックス]。
セラミックスといえば、さし歯や人造宝石、刃物等に利用されていますよね。これは二酸化ジルコニウム(ZnO2)のことです。
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レアメタルなので当然輸入になりますが、
産出国では
1位:オーストラリア
2位:南アフリカ
3位:中国
となっており、特に1位のオーストラリアはアルミニウムの原料のボーキサイトの産出国1位でもあります。
日本では「都市鉱山」と呼ばれますが、それは携帯電話、タブレット、パソコンが普及しその中の部品にレアメタルが使用されているためです。
レアメタルを輸入に頼る日本では製造コストが売価に帰ってくるので当然高価格になるのですが、レアメタルをリサイクルする動きが活発になり使用済みで動かない携帯電話ですら買い取る業者もいるほどです。
ジルコニウムも同じで自国で取り出すことが出来れば「資源のない国」とは言えなくなりますし、取り出すコストは今から試算するでしょうが安価になればもっと身の回りにジルコニウムの利用した便利なものや生活に関わるものが身近になるかもしれません。
何より放射性廃棄物を格段に減らすことが出来るようになります。
ぜひ早期に実現してもらいたい技術です。やっぱり日本って凄いよ。