【車検標章】とはみなさんご存知の車検満了日が記載されているあの小さなステッカーのことです。平成29年つまり今年の1月からデザインが変わっている(軽自動車を除く)のはご存知でしたか?これにはきちんとした理由があります。
国土交通省によると
【平成29年1月から登録自動車(軽自動車を除く)の検査標章の様式が変更されましたが、一部の車種においては、フロントガラス上面の遮光セラミックコート部(ドット柄)に検査標章を貼付するための“貼付用窓”を設けた車種があり、平成29年1月から交付の検査標章を貼付した場合、標章の一部がセラミックコート部に隠れてしまい、道路運送車両法に抵触する恐れがあることから、セラミックコート部以外の視認可能な位置へずらして貼付(下記参照)する必要がありますことをお知らせします】
とあります。
一部の国産車では貼り付け用の部分があるのですが、かくれて見えにくくなることがあるので外から確認しやすいようにデザインが変更されたそうです。当然ですが貼り付ける場所も決まっています。基本は①フロントガラス上部中央付近。もしくは②運転席から一番遠い助手席側の上部になりますが、その上部が着色されて外から貼り付けてあるのが認識できないようなガラスには出来る位置までずらした状態での①もしくは②の場所になります。
また国としては無車検車の摘発にも力を入れており、
・検問等での街頭検査の実施
・国土交通省よりガソリンスタンドや整備工場に通報依頼
・ナンバー自動読取装置から来るデータをMOTASとの照合で捕捉する。
ということで、無車検車=無保険車は検挙されやすくなります。今ではどこの道路でも自動ナンバー読取装置のカメラがあるので走行していると一発でわかる仕組みが出来てます。日本の警察というよりも日本のこういうシステムは芸が細かいです。ちなみにMOTASとは[自動車登録検査業務電子情報処理システム]のことだそうです。ここのシステムに無車検車の情報がすべて入っているそうです。
最後までわからなかったのはこの車検標章に細かい文字が刻んであるのですがこれは国土交通省のHPにも明確なことが記載されていなく、車検の認可をもらっている整備工場にも問い合わせましたがわかりませんでした。恐らくは偽造防止に一役買っているのだとは思いますが、正確ではありません。