自転車も自動車も同じ車両です。

先日[ながらスマホで死亡事故]を起こした女子大生が書類送検されたニュースがありました。神奈川県川崎市で起こった事故で、昨年の12月の出来事です。残念ながらこの女子大生に同情の余地はありません。自転車を運転するものが知っておくべき重要な法律に違反しているからです。
そう【ながら運転の禁止】と【イヤホン、ヘッドホンの禁止】です。

【ながら運転の禁止】は全国的に違反になりますが【イヤホン、ヘッドホンの禁止】は都道府県の条例により摘発の判断が分かれるそうです。
神奈川県では、神奈川県警のHPによると平成23年5月1日施行の【神奈川県道路交通法施行細則の一部改正について】という表題で自転車も【ながら運転】と【運転中のイヤホン、ヘッドホン】の禁止をうたっています。

自動車でもながら運転は禁止事項です。ですが自転車になるとどうしても甘く見てしまいがちで「これくらい大丈夫!」となり結果的に重大事故を起こす事になります。
法律は「知らなかった」ではすまされません。事故を起こしてから事の重大さに気づいても遅いのです。自転車も禁止事項があります。私も含めて安全に運転する為にも、他人に迷惑をかけない為にも主な禁止事項を押さえておきましょう(当然ですが罰則はありますよ)

・前にいる歩行者がじゃまだからといって「どけ、どけ」サインのようにベルを鳴らしての運転は禁止です。
-これは自動車も同じで危険を避ける場合以外は鳴らしてはいけません。

・自転車に乗りながらワンコの散歩禁止。

・傘をさしながらの運転禁止(傘の固定する器具があってもだめです)
  

・友達同士でよくやる並走運転もだめです。
-当然ですが二人乗りも禁止です。ただし、自転車運転手が16歳以上で専用の座席を設けていれば6歳未満の幼児は二人まで乗車させることができます。

・飲酒運転、夜間無灯火運転の禁止
-あたりまえですね。

・右側通行の禁止
-日本では自転車は軽車両なので当然左側通行です。

・一時停止無視、一方通行無視もだめです。
-車といっしょ。道路標識に従わなければ検挙の対象です。ということはスピード違反もそうです。が自転車で40km/hなんてなかなか出せないですけど。

・進路変更や停止するときは合図をださないと違反です。
-車やバイクと違って自転車のテールレンズは光る必要がないため(反射できる必要はあります)停車等する時は合図をしましょうということになります。

・子供のヘルメットの着用義務
-子供というのは[1歳~13歳未満]を指します。この年齢に該当するのであれば着用義務がでてきます。しかしヘルメットを装着していないからといって罰則があるわけではありません。ただ万が一、ヘルメットを着用せずに事故が起こってしまった場合には保護者が責任を問われることになります。
ヘルメット着用で通学させる中学校は田舎の学校だけと言われていましたが、安全の為に着用する学校が全国的に増えているのは良いことです。

 

いかがでしたか。自転車は軽車両といえど車両です。車と同じということです。ほとんどが自動車と同様に法律が適用されます。安全に運転するためには専用レーンを設ける等の行政側の部分もありますが、一番大事なのは運転手の意識の向上です。
自転車安全運転のやり方について家族で話してみるのも良いと思います。

万が一に備えて自転車も保険に加入するほうが良いでしょう!

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