風呂敷に目を向けたら面白いものが見えてきた。

今日23日はふろしきの日です。2(つ)月2(つ)3(み)日ということで京都ふろしき会が制定しました。

色んなものが包めるふろしきですが漢字ではタイトルにもあるように【風呂敷】と書きます。[お風呂の敷物]って何でしょう?
[Wikipedia]を参考にすると、
[室町時代のお風呂は蒸し風呂のようなものであったため「むしろ」「すのこ」「布」などが床に敷かれていたそうです。他者の衣服と間違えないよう家紋を付けた布に脱いだ衣服を包み、湯上りに際してこの布の上で装束を調えたりしていたので、この時用いられていた敷布が「風呂敷」と「平裹(平包)」の双方の役割を果たしていました。このような入浴の際の習慣は、江戸時代にも継承されていて江戸時代初頭にお湯を張った浴場、いわゆる銭湯が誕生し、庶民も衣類や入浴用具を「平裹(平包)」に包み持って銭湯に出かけることが多くなったそうです。風呂に敷く布で包むことから、「平裹(平包)」に代わって「風呂敷包み」や「風呂敷」と広く呼ばれるようになりこのようにして広まっていった包むための布としての風呂敷の呼称は、やがて「風呂で敷く布」から、「包む布」として行商人たちによって全国に広められていったと考えられる]ということだそうです。

慣用句には
[大風呂敷をひろげる]というのがあります。
意味は[実現するはずもないほらを吹いたり、大げさなことを言ったり、計画したりすること]です。
類義語に[大言壮語(たいげんそうご)]です。
TVアニメドラえもんのひみつ道具にもふろしきがあり[タイムふろしき]といいましたね。
日本人には馴染み深いふろしきです。外国からの観光客からの影響も少なからずあってまた脚光をあびています。

1枚の布ですが、いろんなものを包むことが出来る便利なものです。柄もいまは現代風になり洋服にも合うように作られています。
もうひとつ便利な機能があって撥水加工されているものがあります。風呂敷は布で出来ている為、水が浸み込みやすいのが難点でしたが撥水加工のおかげで雨の中でも使用が出来るようになりました。
また撥水加工のおかげで「傘代わり」に使えたり非常時にはバケツみたいに水を溜めたり運ぶことも可能です。実際に東北震災でお役に立てたそうです。

現代のふろしきはおしゃれに、より実用的に進化しています。

お家でひとつ持っておくと何かと便利なふろしき。
このショップから「お気に入り」の一枚見つけてください!

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