【日田英彦山線】の早期復旧を私も願います。

昨日10/13西日本新聞(朝刊)の記事です。

2年前の水害で「日田彦山線」添田-日田間が不通になったままです。
このままでは近隣住民の足が無くなってしまい、ここ東峰村の人口減少にも拍車がかかってしまいそうです。
なぜ復旧に時間がかかっているのかというと記事にもあるとおり「お金」の問題です。

お金というのは
1:復旧費用
2:運行経費
をJR九州が「沿線自治体に負担してくれ」と言っているのです。
要は乗降客数が採算ベースに合わない=赤字になっちゃうのはJRとしては困るんだよね。沿線住民の方々の乗降客が多いんだから沿線で負担してくれれば復旧出来るよと言ってるみたいです。

民間企業は確かに利益を出すのが至上命題なのはわかります。
鉄道は公共性があります。線路という専用道路で目的地まで行くので車で行くより早く到着することが出来る利点があります。飲酒して乗車も出来ます。

下の映像は「宝珠山駅」ですが九州では珍しい県境のある駅で有名です。
ただ列車が走っていないので線路には背の高くなった雑草、さびさびのレール。ひと気の無い鉄道とはこんなに寂しさがあるものかと思います。

10/17【追記】
同じく西日本新聞10/16付朝刊で復旧案についてのアンケート結果を公表しました。

結果はBRT(バス高速輸送システム)支持はゼロ票。
いちばん多かったのが「自治体による負担なしの鉄道復旧」になりました。

※BRTとは
Bus Rapid Transit(バス・ラピッド・トランジット)の略で混合交通、平面道路でのバス専用車線、他の交通から分離したバス専用道路を含む多種多様な優先権を行使して運用される為目的地までの所要時間が短縮され、混合交通での渋滞による遅延が回避可能である。分離優先道路を導入する場合、高架道路、地下道路、トンネル、鉄道路線の廃線跡も利用可能である。

BRTのメリット
●鉄道の線路と同様、一般車が進入しない専用道を走るため一般道だけを走る通常のバスより所要時間を短くできる
●鉄道に比べ車両の購入費や運行費が安く、利用者があまり多くなくても本数を増やしやすい
●専用道を走るのはバスですから、当然ながら一般道にも直通可能で病院などに立ち寄るなど利便性を高めることができる

BRTのデメリット
●通常のバスに比べれば所要時間を短くできるものの、鉄道との比較では必ずしもそうではない
●一般道と専用道を直通すれば、一般道を走る区間で渋滞に巻き込まれる可能性も高くなる
●近年はバスの運転手不足が深刻化しているなかでどうやって運転手を確保するのか

いろんな問題を抱え何回も住民とJR九州との話合いがもたれました。
それでも住民は「鉄道復旧」を望んでいます。




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