地元新聞｢西日本新聞｣に興味深い記事が掲載されていましたので紹介します。
貴方は！
①【朝からバリバリ元気で活動できる】タイプ
ですか？
それとも
②【夜のほうが調子がイイ！】タイプ
のどちらでしょうか？
①を｢ヒバリ型｣、②を｢フクロウ型｣といいます。
私？私は迷うことなく②型です。仕事で朝は5時起きしてますが、とにかく朝は眠くて完全に目が覚めるのはお昼ぐらいです。
私みたいな読者もきっと多いと思います。
【夜、寝つきが悪く熟睡出来ない。そのため朝起きるのが苦しくて学校、会社で支障をきたすことがある】という方の為に福岡県久留米市にある久留米大学医療センターには｢フクロウ外来｣が開設してあります！
ここでは朝が苦手な体質を改善する漢方医療に取り組んでいます。
もう少し①と②を解説すると、
●早起きで夜の寝つきもいい
●骨格や呼吸器、循環器、胃腸が丈夫でめったに病気にかからない
●食欲も旺盛
●暴飲暴食を重ねがち
●中高年になって高血圧、糖尿病等の生活習慣病に悩む傾向にある
●朝起きるのが苦手
●午前中は体、頭の働きは相当鈍い
●大体午後3時ごろから調子があがってくる
●夜はなかなか寝つけない
●体力が無くて疲れやすい
●慢性的な頭痛、めまい、肩こりを持っている
●ただし40歳を過ぎると体調不良の訴えが減り60歳以降は元気で長生きするといわれる
※①、②山本巌氏著書[東医雑録]より
いかがですか？あてはまるところありますよね。貴方はどちらのタイプでしょうか？
②の場合、普通に｢夜なかなか寝つけなくて朝が起きるのがつらいのですが｣といって診察してもらっても何も異常なしとなって原因がわからずより不安になり今以上に寝付けなくなり朝がもっとつらくなるというマイナスのスパイラルになってしまうことがあります。
また首や脊椎のゆがみが見られることが多いそうです。
この｢フクロウ外来｣では
ただ診察するだけではなく、生活習慣や患者自身からの話も聞いた上で総合的に判断しフクロウ型かどうかを判断します。
フクロウ型と診断されれば、
●苓桂朮甘湯[りょうけいじゅつかんとう]
●補中益気湯[ほちゅうえっきとう]
を処方し、生活習慣の改善方法、ストレッチ方法も合わせて指導してくれるそうです。
ここまでやっていただけると患者としては安心できますよね。
患者さんで多い年代は中高生、大学生の若い方が多いそうです。
【スマートフォンやタブレットの使いすぎが原因】の声も多く聞こえてきます。
患者さんたちの症状改善にはやはり個人差はあります。
早い方は数日、中には2～8週間かかる方もいらっしゃいます。
朝つらいのが周りにわかってもらえず、｢怠け者｣や｢努力が足りない｣等言われてきて自己肯定感を失っているケースも少なくないそうです。
これは立派な病気です。治療できます。
｢確かにこんな症状があるな｣と感じるならば一度相談に行ってみることをお勧めします。
みなさんの自宅の近所にも｢睡眠外来｣の病院があると思います。
久留米大学医療センターのフクロウ外来診察
●毎週水曜日のPM1:00～PM4:00
●1日1人の予約制
新規外来の予約は今夏まで埋まっているそうです。
【お問い合わせ先】
久留米大学医療センター内先進漢方治療センター
TEL：0942-22-6111