ドライバーのみなさん、車の[当分の間税率]って知ってます?

車にはさまざまな税金が課されているのはみなさんご存知ですよね。

自動車税、取得税、重量税、もちろん消費税もです。
しかし、これらを支払いしても燃料がないと走ることは出来ません。
そうこれには、ガソリン税や軽油引取税があります。当然ですがこれらにも消費税はかかってきます。

こう見ると車って税金の塊ですよね?
政府の[とり易いところからとる]というのがはっきりわかります。

そしてもうひとつ、車の税金について興味深いものを見つけました。

日本自動車連盟(いわゆるJAF)の記事なんですが、これに私は驚きました。

何かというと、
車の税金の中には[当分の間税率]があり本来の税率に上乗せされているものがあります。
例えばガソリン。
ガソリン1ℓ=140円の場合、約40%にあたる53.8円の税金が含まれています。
しかし本来の税率なら28.7円なので購入価格は140円ではなく115円になるはずです。

具体的には、
私の所有車で計算すると、(本来はハイオクですがレギュラーで計算してます)

タンク満タンで約40ℓ、燃費を1ℓ=約15kmとして月間1,000km走行すると仮定したら
月間67ℓのガソリン消費
[当分の間税率]:ℓ=140円なら[67×140=9,380円][本来の税率]:ℓ=115円なら[67×115=7,705円]

その差1,675円。ワンコインお弁当3日分食べれます。
税率も元に戻すだけで年間20,100円も浮いてきます。

なぜこんなことになっているかというと、
暫定税率という名称で始まった特別措置がはじまりですが、これが2009年に廃止になりますが、今の日本は”お金がない”という理由で当分の間と名称を変えただけで未だに続いている為です。

ではその[当分の間税率]は他にもあるのでしょうか?

あります!自動車重量税です。
本来なら年間2,500円/0.5トンなのですが、
年間4,100円/0.5トン(本来の税額の約1.6倍)
また、
初年度登録から13年超の車に関しては
年間5,700円/0.5トン(本来の税額の約2.3倍)
また18年超の車に関しては
年間6,300円/0.5トン(本来の税額の約2.5倍)
にもなります。

税金の支払いのことだけを考えた場合、古い車から現行の車に買い替えたほうが安くなるとは思います。がハコスカやZ、R32GT-RやAE86などの所有者は古いというだけで人よりも多く税金を支払っています。これには納得できません。

年式の古い車に乗るのはなにもマニアだけではなく、本当に買い換える資金が無く今の車を大事に乗り継いでいる方もいらっしゃると思います。これでは公平とは言いがたいと思います。

当然ですが[当分の間税率]は言葉通り、当分の間なのでいつまでという期限はありません。この先永久に続いていく可能性があります。

この前アメリカ大統領が「輸入車に最高25%の関税をかける」と発表したら、これに対し日本は「それはこまる」と言ってます。ただでさえ国内で売れてないのにこの上アメリカでも売れなくなったら相当なダメージを受けてしまいます。
国内で売れるようにするにはメーカーの工夫も大切でしょうが【維持していくお金=これらの税金】を元に戻すことを考えないと車の所有者は減少する一方です。
日本が自分で自分を首を絞めているとしか思えないと考えてるのは私だけでしょうか?

もしかしたらいちばんの納税者は車の所有者なのかもしれません。

みなさんはどうお考えになりますか?

【追記】
この記事を投稿した後に《参議院議員 浜田聡のブログ》浜田聡氏よりメールにてご意見を頂きました。みなさんにも参考になると思います。
👉《参議院議員 浜田聡のブログ
浜田様ありがとうございます。

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