女子でも大丈夫、簡単!おでかけ前のタイヤチェック!

お出かけ前にエンジンルームのチェックと一緒にタイヤのチェックもやってみましょう!

今日はタイヤの日です。2000年が第1回目だったそうです。そこで簡単なタイヤのチェック方法お教えいたします。これ読んだら早速自分の車をチェックしてみましょう。思わぬトラブルから回避出来るかもしれません。

1:まず、溝をチェック!

車に詳しくなくてもタイヤの溝はどこかわかるはず。

この溝ののことを[トレッドパターン]といいます。
この溝がある理由は「排水性を高めるため」です。当然溝が深ければ排水能力は高くなり浅いと低くなります。これが限界値を超えた状態で雨の中走っていると自動車学校で学んだハイドロプレーニング現象が起きやすくなります。
ハイドロプレーニング現象とは自動車などが水の溜まった路面などを走行中に、タイヤと路面の間に水が入り込み車が水の上を滑るようになりステアリングやブレーキが利かなくなる現象のことです。
雨の日の高速道路を溝が浅くなったタイヤで調子に乗って走っているときにこうなってしまったら大変危険です。命にかかわります。

では、まず溝の深さを見てみましょう!これは私の車のリヤタイヤですが、結構浅い。
タイヤにはスリップサインスリップマークというものがありこれで溝の深さを見ることができます。

(この赤丸で囲っているところ、このマークがスリップマークです)

では、このマークがあるところの溝を見てみましょう。
このマークの一直線上ににポコっと出ているところがありますね(赤で囲っているところ)これがスリップサインです。これが隣同士の面と同じになった時タイヤの溝の限界ですよー。交換してくださーい!ということになります。
この写真のタイヤだったら、出来るだけ早く交換したほうがいいということになります。溝はあと10,000㎞くらいは大丈夫かもしれませんが、2枚目の写真でタイヤにひび割れが確認できます。ひどくなるとここから空気が抜けたり、最悪バースト(破裂)する危険性があります。
ちなみに写真のタイヤなら車検はギリですが通ります。

では続いてフロントタイヤを見てみます。
ちょっとわかりにくいですが、赤で囲っている部分がスリップサインです。まだまだ余裕があるのでフロントタイヤは問題ナシです。

もうひとつチェックしておくのは溝に異物が入り込んでいないかです。。
もし、釘などの異物が刺さっていたら抜かずにそのままにしておきましょう。
理由は今のタイヤはチューブレスタイプが多いのでなまじ抜いてしまうとそこから空気が漏れすぎることになり走れなくなります。抜かなければちびちび漏れるのでまだ走れます。(刺さったものにもよりますので一概にはいえませんが)今の車はパンク修理剤とコンプレッサーがついていますので空気を多めに入れた状態で近くのガソリンスタンド等で速やかに修理しましょう。
では溝は見ました。次は

2:サイドウォール

タイヤの側面のことです。路面に設置している部分に比べサイドウォールは衝撃に弱いです。例えば脇に車を止めようとして、路肩にある石がタイヤを突き破って交換になった経験をしたことある方も多いと思います。
サイドウォールを見てキズ、ひび割れ、裂け、欠けがなければ大丈夫ですがひとつでもあてはまればサイドウォールは修理がきかない場所なので即交換になります。
サイドウォールは特に注意しましょう。

溝、サイドウォールを見ましたね。それでは最後です。

3:空気圧

空気は入れすぎても、少なくてもタイヤには不具合が出てきます。
●入れすぎの場合
・路面からの衝撃をもろにうけてしまうので乗り心地が悪くなります。
・タイヤの中心部分と道路が設置面になるため偏磨耗の原因になります。

●入れ不足の場合
・ステアリングを切ったとき重くなり、すえぎりをするときステアリング装置の故障の誘発。
・道路に対しての設置面が大きくなりすぎて直進安定性が悪くなる。
・偏磨耗の原因。
・高速走行時スタンディングウェーブ現象が起こる可能性がある。
スタンディングウェーブ現象とは空気圧が低いタイヤを使用して高速走行を行った場合、タイヤの接地面より後方が波状に変形する事です。この波は車軸を揺らす訳ではないので、ドライバーには認識しづらく、通常この現象が発生すると、タイヤが不規則に揉まれるような状態になるためタイヤは急激に温度が上がり、短時間でバーストする事が多くなります。

入れすぎより不足の方が危険度が高いと思われます。タイヤの空気圧の基準は車によって違いますから自分の車がどのくらいなのかは確認する必要があります。どの車も必ずこのようなラベルが貼ってあります。
大抵はフロントドア側付近に貼ってあることが多いです。

タイヤの点検って簡単でしょう。
上記3つある点検にかかる時間はものの5分もあればできます。楽しいドライブのためにもこれを機会にやってみることをおすすめします。タイヤも4/1から原油価格の上昇に伴い値段があがりました。
出来るだけ長持ちさせて出費を抑えるようにしましましょう。

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