見た目で接客に差が出来ると思う?

自動車を購入する時どこに行きますか?
「そりゃもちろんディーラーやろ」と言いますよね。なかには個人経営の車屋さんに行くこともあると思います。
では行く時の服装はどうしてます?
「あまり気にしたことがありません」という方が多いのでは。私も当然ですがジーンズで行きます。別に車買いに行くのに服装なんて関係ないと思いますが。確かに私もそう思います。服装で値引き額面が変わったりするならえらいことです。

百貨店の外商をやってきた私に言わせるならば「服装で」はなにも変わりません。が「全体の見た目」や「雰囲気」では変えることがあります。大体の営業マンはお客さんの全体を見て接客をしていると思います。

面白いお話があります。
私の職場の先輩がポルシェを購入したいというのでディーラーに行ったそうです。その時の服装は上下とあるスポーツメーカーのジャージ姿。一見学校の体育の先生っぽく見えていたそうで、お目当ての車がショールームにあり「よし!これを買おう!」となったそうですが営業マンはだれも寄り付いてはこなかったそうです。そこで一番若い営業マンを呼んで「これ買うから、契約書書いて」と言ったら「えぇっ、は、はい」と言ってほかの人と変わりない接客になったそうです。実際にその若い営業マンに「なんで接客に来なかったの?」と聞いたら「ジャージでこの店舗に入ってこられる方は大概がひやかしが多いんです。またか、と思いました」という答えだったそうです。

確かにこれは極端ですが、そう思われても仕方がない部分はありますよね。服装というより私もそうでしたが、【今日のための服】なのか【普段からの服なのか】はわかります。普段から良いお召し物を身につけられている方は雰囲気が違います。なので少々高い物を勧めても驚きませんし、むしろありがとうと言ってくれることもしばしばです。そして値引きを強要しないので営業マンからは当然好かれます。が普通に話せるまではこういう方は人を見る目があるので信用されないといつまでたっても仲良くなれません。

なのでジャージ姿であろうが、ゼニヤのスーツ姿であろうが関係なく、お金を持っている方はそれなりの良い雰囲気を持っているので匂いがするということです。それを営業マンが嗅ぎ分けて○か×の判断をしているのです。これは数多く接客することでわかるようになりますから今わかんなくたっても大丈夫です。お客さんのためにお客さんがいちばん喜ぶことをしてあげればすぐにわかるようになります。

逆にこの営業マンはだめだなというのもお客さんはわかります。メリットばかり訴える、とにかくほめるだけ、何も言わず自分の近く(大体半径1m以内)にいる、じっと見られているなどはいやですよね。さりげなさを持つと良いのにと思うことがあります。例えば目当てのお客さんが来店されたら商品陳列の整理という口実で近づいて整理をしながら手に取っているものを逐一観察するなど。
[お客さんをガンミはしてないよー。商品整理をしてるだけよー]と自然にしておけばお客さんだって近くにいるから声もかけやすいし。

営業マン(ウーマン)は完全見た目で接客は差をつけませんし、お客さんを判断はしませんが、判断材料になる雰囲気や匂いを嗅ぎ分ける嗅覚で接客しているというのが結論です。

ただ合コンや婚活のパーティーでは全体の見た目で決めるが80%超だそうなのでここに行く時は見た目を意識しておきましょう!

 

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